ポメラニアンを家に迎えたばかりのころ、一番頭を悩ませるのがトイレトレーニングではないでしょうか。
この記事では、ポメラニアンのトイレトレーニングを成功させるための手順と、よくある失敗の原因・対処法をわかりやすく解説します。
ポメラニアンのトイレトレーニングはいつから始める?
子犬を迎えたその日から始めるのが基本
ポメラニアンの子犬は排泄頻度が非常に高く、起きてすぐ・食後・遊んだあと・寝起きのタイミングに必ず排泄します。この頻繁な排泄チャンスを最初から正しい場所でこなさせることで、スムーズに習慣が身につきます。
排泄が多いタイミングの目安:
- 起床直後(1〜2分以内)
- 食後15〜30分
- 遊んだあと・興奮が冷めたとき
- 昼寝・就寝からの目覚め直後
ポメラニアン特有の体格・性格と注意点
ポメラニアンは体重1.8〜3.5kgの小型犬です。膀胱が小さいため、成犬でも排泄頻度は比較的高め。子犬のうちは1〜2時間おきに排泄することもあります。
また、ポメラニアンはやや頑固で自立心が強い面も持ちます。叱って無理に覚えさせようとするより、成功体験を積み重ねて「ここでするといいことがある」と自ら学ばせるポジティブトレーニングが特に有効です。
トイレトレーニングの手順
Step 1:トイレシートの設置場所を決める
最初にして最重要なのが、トイレの設置場所を固定することです。頻繁に場所を変えると、ポメラニアンはどこで排泄すればいいか混乱してしまいます。
設置場所のポイント:
- 静かで落ち着ける場所(玄関・廊下の端・ケージ内のトイレスペースなど)
- 食事・寝床から少し離れた場所(犬は食事・睡眠の場所での排泄を嫌がる)
- 飼い主の目が届きやすい場所(粗相に気づきやすい)
シートのサイズも重要です。ポメラニアンは小型犬ですが、小さすぎるシートだとはみ出してしまい失敗の原因に。Lサイズ(60×90cm)のシートをサークルやトレーに敷くのが失敗しにくいサイズ感です。
Step 2:排泄のサインを見逃さない
排泄前にポメラニアンが見せるサインを覚えておきましょう。サインに気づいたら素早くトイレシートに連れていきます。
| サイン | 意味 |
|---|---|
| くるくる回る・うろうろする | 排泄場所を探している |
| 床をクンクン嗅ぎ回る | 排泄しやすい場所を探している |
| 急に動きが遅くなる・止まる | もう間に合わないくらい差し迫っている |
| 腰を落とし始める | 今まさに排泄しようとしている |
Step 3:成功したら即・褒める
排泄が終わったらすぐに(2〜3秒以内)高い声で褒め、ご褒美を与えましょう。タイムラグがあると、何に対して褒められたかポメラニアンには伝わりません。
褒めるときのコツ:
- 「いい子!」「上手!」など短い言葉で、明るいトーンで
- 排泄中は声をかけずに終わるまで待つ(途中で声をかけると止めてしまうことがある)
- ご褒美は小さなトリーツ(おやつ)を1〜2粒が理想
この「正しい場所でする → 褒められる → いいことが起きる」という成功体験を積み重ねることで、ポメラニアンは自然とトイレシートの上で排泄するようになります。
失敗する原因別の対策
設置場所・シートのサイズが合っていない
設置場所が落ち着かない場所(人の行き来が多い廊下の中央など)だと、排泄を嫌がることがあります。また、シートが小さすぎてはみ出してしまい「失敗」になるケースも多いです。
対策:シートをLサイズに変える。まずはサークル内でトイレスペースを広めに確保し、成功率が上がってからスペースを徐々に絞っていきましょう。
タイミングを逃している
排泄のサインに気づくのが遅れ、シートに連れていく前に粗相してしまうパターンです。子犬は特に排泄スパンが短く、起きてから30秒以内に排泄することもあります。
対策:食後・起床後は必ずすぐにトイレスペースに連れていき、2〜3分待ちましょう。うまくいかなくても「次のタイミングで連れていく」を繰り返すことで、次第にシートの上での成功率が上がります。
失敗を叱りすぎてトイレが嫌いになっている
粗相を見て「ダメ!」と強く叱ると、ポメラニアンは「排泄行為そのものが悪いこと」と誤解してしまいます。その結果、飼い主の前では排泄を我慢するようになり、見えない場所で粗相するようになってしまいます。
対策:粗相を見ても叱らず、静かに片付けます。叱るより成功したときに思いきり褒める回数を増やすことに集中しましょう。
粗相したときの正しい対処法
どれだけ気をつけていても、トレーニング中は粗相が起きます。そのときの対応が、その後の成功率を大きく左右します。
粗相したときにやること・やってはいけないこと:
| やること(✅) | やってはいけないこと(❌) |
|---|---|
| ポメラニアンを別の部屋に移し、黙って清掃する | 粗相した場所でポメラニアンの鼻を押しつけて叱る |
| 消臭スプレーでにおいを完全に除去する(同じ場所でまたしやすくなるため) | 大声で叱る・ペットシートで叩く |
| 次のタイミングでシートに連れていき、成功させて褒める | しばらく後から叱る(犬は直後でないと何の叱責かわからない) |
においが残ると同じ場所で繰り返しやすくなります。消臭力の高いペット用スプレーで完全に除去することが大切です。
よくある質問
何日くらいで覚えますか?
個体差が大きく、3日〜1〜2週間で覚える子もいれば、1〜2ヶ月かかる子もいます。ポメラニアンは頑固な面もあるため、焦らず毎日の成功体験の積み重ねが大切です。「昨日より成功回数が増えた」を小さな進歩として認めてあげましょう。
外でしか排泄しない場合はどうする?
もともと外で排泄する習慣がついていたポメラニアンは、室内のシートでしてくれないことがあります。まずは使用済みのシートや排泄後のにおいがついたものをトイレスペースに置き、においで誘導する方法が効果的です。また、外から帰ってきた直後にシートの上に誘導し、うまくできたら思いきり褒める練習を繰り返しましょう。
ケージとトイレスペースの分け方は?
ケージ内でトイレと寝床が隣接しているとトイレを嫌がることがあります。寝床スペース:トイレスペースを1:1〜2くらいの割合で確保し、寝床とトイレシートを遠ざけるのが基本です。サークルが小さい場合は、ケージの隣にサークルを連結してトイレ専用スペースを設けるのも有効な方法です。
まとめ
ポメラニアンのトイレトレーニングを成功させるポイントをまとめます。
- 迎えた初日からトイレの場所を固定してスタートする
- 起床直後・食後・遊んだあとなど排泄しやすいタイミングを逃さない
- 成功したらすぐ褒める。失敗しても叱らず静かに片付ける
- シートはLサイズを使い、設置場所は静かで落ち着ける場所に
- 粗相のにおいは消臭スプレーで完全除去する